2007年5月23日水曜日
消えた年金、消された裏金問題
いま新聞やテレビは大騒ぎだ。それは「消えた年金」問題。年金受給者への支給漏れが生じている事件。その数、約5000万件に上る。該当者は申告が必要らしいが、ただでさえわかりずらい年金制度。自分がその該当者だと認識している人は、いったいどれだけいるのだろう? そして野球界を揺るがす「裏金問題」。専大北上の再加盟認める=夏の岩手大会出場へ-高野連(時事)野球部を解散させた岩手・専大北上高が6月1日付で再加盟を認められることになったという。この点に関しては、まずはよかった。そもそも西武の裏金に端を発したこの問題。専大北上高が野球部解散に追い込まれ、いつの間にか高校野球の「特待生問題」に発展した。そして全国各地の春季大会では出場辞退や、高校と特待生の契約解除が行われるなど、あらぬ方向に事件は向かっていた、問題の本質はベールに隠されたまま・・・。この「裏金問題」の本質は、高校野球をやっている選手たちにあるというより、プロ球団はもちろん、優れた選手をエサにして「甘い汁」を吸おうとする指導者、ブローカーやタニマチ風情のオトナたちにこそある。なのに、その点を避けて、現役野球部員たちに出場辞退や特待生取消などの罰を課しただけで終息しそうな気配だ。根来泰周コミッショナー代行は、毎度のとおりアクションを起こすわけがないし、西武に調査結果の公表を求めるアマチュア野球団体にしても、とりあえずのポーズに過ぎないのだろう。公表されて一番困るのは、この人たちの近隣の人たちなのかも知れないから。